将棋での投げっぷりのいい棋士は居ますが、あなたが今までに見た投了図でどうして投了なの?とか逆に勝ちじゃないの?と思われるような対局はありましたか?
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プロが逃した3手詰め、というのがあります。
先手が投了しましたが、後手方に即詰(3手詰め!)があった、というのがあります。
将棋年鑑 昭和48年版 p.215
順位戦
先手 本間七段
後手 勝浦六段
先手の本間七段は、19手も王手を続け
(先手の手数だけだと10手)、20手目の
勝浦六段の△7三玉を見て投了しました。
投了図の部分図ですが、
先手:9三銀、9四銀、9六香、8七玉、7四桂、7七香、2一飛
後手:7三玉、8一桂、8三歩、6一金、6四歩、5三飛、5四金
この局面で先手投了ですが、実はこの後、
8三銀成、同玉、8二桂成の3手詰めがありました。
なお、後手は持ち時間はなしですが、先手はほんの少し残っています。
3手詰めを逃しての投了は非常に珍しいです。
↓をを~、こんなに昔のまで検索できるんですか!
afloblue2001さん、ありがとうございます。
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そのようなケースは数多くありますが、
とりあえず一つ例示すると
佐藤康光-神谷広志 戦
第03期竜王戦4組ランキング戦決勝 1990-06-22
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=4320
などがあります。投了時点で後手が△4三桂
と受ければ後手有利だったと言われています。
▲4三金打の詰みと
▲3五銀△同歩▲同馬△5五玉▲4六金
△6六玉▲6七金直△6五玉▲6六香までの詰み
の2通りの詰みを防ぐことができます。
確か、
天使の助言 悪魔のささやき―将棋好プレー・珍プレー集
鈴木 宏彦 (著)
http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A9%E4%BD%BF%E3%81%AE%E5%8A%A9%E8%A8%...
に載っていました。
補足:
本間爽悦 - 勝浦修 順位戦 1972-12-01
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=16562
ですね。確かに3手詰ですね。
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