2012年3月8日木曜日

将棋での投げっぷりのいい棋士は居ますが、あなたが今までに見た投了図でどうして...

将棋での投げっぷりのいい棋士は居ますが、あなたが今までに見た投了図でどうして投了なの?とか逆に勝ちじゃないの?と思われるような対局はありましたか?


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プロが逃した3手詰め、というのがあります。

先手が投了しましたが、後手方に即詰(3手詰め!)があった、というのがあります。



将棋年鑑 昭和48年版 p.215

順位戦

先手 本間七段

後手 勝浦六段



先手の本間七段は、19手も王手を続け

(先手の手数だけだと10手)、20手目の

勝浦六段の△7三玉を見て投了しました。



投了図の部分図ですが、

先手:9三銀、9四銀、9六香、8七玉、7四桂、7七香、2一飛

後手:7三玉、8一桂、8三歩、6一金、6四歩、5三飛、5四金



この局面で先手投了ですが、実はこの後、

8三銀成、同玉、8二桂成の3手詰めがありました。



なお、後手は持ち時間はなしですが、先手はほんの少し残っています。

3手詰めを逃しての投了は非常に珍しいです。



↓をを~、こんなに昔のまで検索できるんですか!

afloblue2001さん、ありがとうございます。



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そのようなケースは数多くありますが、

とりあえず一つ例示すると

佐藤康光-神谷広志 戦

第03期竜王戦4組ランキング戦決勝 1990-06-22

http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=4320

などがあります。投了時点で後手が△4三桂

と受ければ後手有利だったと言われています。



▲4三金打の詰みと

▲3五銀△同歩▲同馬△5五玉▲4六金

△6六玉▲6七金直△6五玉▲6六香までの詰み

の2通りの詰みを防ぐことができます。



確か、

天使の助言 悪魔のささやき―将棋好プレー・珍プレー集

鈴木 宏彦 (著)

http://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A9%E4%BD%BF%E3%81%AE%E5%8A%A9%E8%A8%...

に載っていました。



補足:

本間爽悦 - 勝浦修 順位戦 1972-12-01

http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=16562

ですね。確かに3手詰ですね。

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