将棋の「千日手」というルールで、同じ局面が四回現れたら「千日手成立」という事になるそうですが、途中で関係のない手順を挟んでいたり、
繰り返しに関係のない局面 が現れたりしていても、とにかく同じ局面が計四回現れたら、その時点で成立するのですか?
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昔は、同一手順3回でした。しかし、これでは問題があったので
現在の同一局面4回になりました。
例えば、局面をA,B,Cなどとすると、
A→B→A→B→A→B、と繰り返すことを千日手は想定していました。
しかし、
A→B→A→C→A
などと複数の局面から、同一局面Aに戻ることができると、
A→B→A→B→A→C→A→B→A→C→A→C→A→B→A→C
などと組み合わせれば、「同一手順」が非常に長くなり、
半永久的に繰り返すことができてしまいます。
このことは潜在的な問題として指摘されていたのですが、
改定されませんでした。
改定のきっかけになったのは1983年3月8日の
米長邦雄-谷川浩司戦(名人戦挑戦者決定リーグ:
現在の順位戦A級)であり、この対局では60手以上
千日手模様が続き、同一局面が9回出現しています。
(谷川が打開し、米長が勝利)。
このため、現在は同一局面4回になっています。
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ご指摘のとおりです。この規定にはエピソードがあります。
千日手のルールは、実は一度規定が変えられているのです。
以前は「同一手順三回で千日手」というルールだったのですが、金銀の打ち合いなどで微妙に手順を変えていくと、打開の余地がまったくないのに、いつまでたっても千日手が成立しない、ということがありました。
そこで、手順は関係なしに「同一局面」四回という規定に改められたのです。
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