将棋棋士の羽生善治さんってこの前王将を失ってしましましたよね
もう40歳になるからもうだめなんだよっていう人がいますけど
これって体力的にですか?
それとも若手の戦法がそれだけすごいってことですか?
でも将棋棋士って多くても1週間に2回くらいだからそこまで大変だとは思えないんですけど
実際はどうなんですか?質問が多くてすいませんがお願いします!
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他の方とは違う視点に立っております。個人的な意見がかなり占めているため
このような意見もあるのかな?ぐらいに思っていただけましたら。
まず、将棋のプロの場合、40歳で力が落ちることはあまり考えられません。
歴代のトッププロは50歳過ぎまで第一線で活躍しました
王将戦で負けたのは、久保棋王が実力をつけてきたことも
当然あると思います。しかし、私は以下のようにも考えております。
『 照準を4月から始まる名人戦に合わせている 』
勿論、わざと負けたということは無いでしょうが、羽生現名人は実力は
圧倒的ながら名人在位が少ない(6期)です。少ないとは失礼ですが、
少なくともこれまでの実績から考えると、予想外と言わざるを得ません。
この理由ですが、私は以下のように分析しております。将棋の全タイトル
(7つ)の内、棋王戦、王将戦は1月~3月、それが終わった直後に
名人戦が始まります。羽生現名人は過去、棋王戦を12連覇したことが
あり、王将戦は昨年まで5連覇、通算12期獲得されています。これまでの
羽生現名人の成績を見ていると、年明けから春先までぐらいが特に好調な
ことが多いようです。名人戦の前に勝ちすぎて、勝ち疲れが出る???
例 過去に、王将戦では圧勝したのに、その直後の名人戦で
同じ相手に敗れたことがありました
( 1996年度 王将戦 羽生4-0谷川 名人戦は 谷川4-2羽生
2004年度 王将戦 羽生4-0森内 名人戦は 森内4-3羽生 )
また、将棋の公式戦は全般的に春先は少ないため(名人戦ぐらい)
名人戦に調子が上がってくるようにされているのではないかと。
1年ちょっと前、竜王戦で渡辺現竜王に3連勝の後4連敗を喫しましたが
あの年は前半が好調で、調子が下り坂になった時に当たったように思います。
過去にも、重要な対局の時に本調子ではないように感じられることがありました。
約15年前、羽生現名人は全タイトル制覇(七冠王)を達成されました。
そのため、七冠制覇が使命づけられている、そのような感じがありますが、
あの状態を続けることは不可能です。
将棋界の最高位は名人です。他のタイトルも大切ですが、名人と
比較すると格が下がるのは否定できません。今から20年前
(羽生名人が20歳前後)この先20年ぐらいは羽生が名人を独占する
そのように考えていた将棋関係者も多かったと思います。しかし、
実際は6期。これはある意味『異常事態』と言えます。
これからは名人を失う時は第一線を退く、それぐらいの覚悟で
名人に照準を切り替えた、これは以前から私が希望していた姿でも
あります。
もう少しご説明しますと、名人は一度失冠したら、A級順位戦を
戦って名人の挑戦者にならなければなりません。これも私の個人的な
意見ですが、羽生現名人は『順位戦』があまり得意でないように
思います。順位戦は他と違い、夜遅くに勝負が決まります。
羽生名人は夜戦が得意ではないのかと……
以上が私なりの分析です。再度念を押しますが、故意に王将戦で負けた
とは思えませんが、名人戦に照準を合わせるため力の配分を考えたとの見方も
あるのではないかと思います。
その他のご質問にもお答えします
① 上述のとおり、将棋の棋士で40歳はまだまだです。
羽生現名人はまだ10~15年は十分トップを争うと思います。
② 若手の戦法(研究)以上に羽生名人は研究しています。
勝ち負けは戦法だけではありません
③ 週2局、月に8局対局したら相当疲れるはずです。
頭を使っているので、取れにくい性質の疲労なのだと
思います。
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タイトルを奪った久保先生も30代だし、体力的に差があったとは思えません。羽生先生の調子が悪かったのと、久保先生が強かったのと両方でしょうね。タイトル失った原因は。
久保先生の戦法が凄いってわけでもないと思います。他に同じような戦法使う人がタイトル戦に出てこないので久保先生が単純に凄いのだと思います。
例えば同じ1週間に2回でも、東京で2回対局するのと、地方で1局、東京で1局では負担の度合いが違いすぎるので一概に週の対局数で論じることは出来ないと思います。タイトル戦の中には海外で対局するものもあるので大変です(^o^;
タイトル戦ともなると前夜祭などもあるでしょうから前日入りしないといけないでしょうしやっぱり大変だと思います。
今年度対局数が多い久保先生のスケジュールもとんでもなく忙しかったと思います。3月16・17日に王将戦戦った後で棋王戦が19日だったりと…。
あと、もう一つは対局数だけではなく、持ち時間の問題もあるでしょう。同じ1局でも順位戦など持ち時間が6時間もあるような棋戦では朝から対局始めて深夜に終わることが多いので大変でしょうね。もっとも、トーナメント戦など持ち時間が1時間も無いような対局もあるので比較が難しいですが。
結論としては人によっては大変なスケジュールだということですね。ただし、今回の羽生先生の失冠はそういう理由ではなく、単に調子が悪かっただけだと思います。また、次のタイトル戦に期待しましょう!
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さすがに羽生さんですね、タイトル戦で負けると、話題になるのは。他の人はあまり話題にはなりませんからね。
体力的にも、若いころとは違い、衰えているのは間違いありません。
でもがんばってほしいですね。
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