2012年3月11日日曜日

持将棋模様の場合、駒数判定で勝ち負けあるいは引き分けを決定しますが、私は双方...

持将棋模様の場合、駒数判定で勝ち負けあるいは引き分けを決定しますが、私は双方の玉に詰む見込みが全く無くなったら、点数に関係なく引き分けにすればよいと思います。

将棋は相手玉を先に詰ました方が「勝ち」というゲームですよね。

それなのに、駒数による得点の多い少ないで勝負を決めるというのはおかしいと思います。

実際に持将棋模様になった将棋の棋譜を見た事がありますが、最後の方は点数を巡る手順が延々と続き、何か別のゲームを見ているような、異様な感じがしたものです。「これはもう将棋じゃないな」と…。



千日手もそうですが、そういうふうになったら決着が付くまで何度でもやりなおすという事でよいのではないでしょうか。


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※afloblue2001さんが指摘された間違いを削除しました(古い本の話を引っ張り出したもので…)。



持将棋の「24点」という判定は、

「そのくらいの点数(駒数)差がついたら、オール成駒で力押ししたら点数の多いほうが押し切る」

という理論?から来ているのではないでしょうか。



例えば、片方が23点しかないとしたら、もう片方は31点持っている=駒数で8枚差があります(双方大駒を2枚ずつ持っているとして)。

検証した事がないので実際のところはわかりませんが、同じ駒(成駒=金)で8枚差なら「数の理論」で多いほうが勝つでしょう

(金は斜め後ろに引けないから、決着には相当時間がかかりそうです)。

だから、自分は「24点法」でも違和感は感じませんが、

プロ棋士でも「24点法(駒数判定)はおかしい」と主張する人もいるので、難しいところです。



何故「24点」なのか、という経緯は調べてみましたがわかりませんでした

(アマチュア大会では「27点法」、同点なら後手の勝ちとする場合が多い)。

切りのいい数字(?)だからなのか、やはり力押しできる差だからなのか…

(でも実際にやってみると、「23vs31」でもなかなか決着がつかない)



ちなみに、タイトル戦の番勝負では指し直しはしません(引き分け)が、

それ以外の対局(トーナメントや順位戦などのリーグ戦)では先後入れ替えての指し直し(決着がつくまで何度でも)です。

また、持将棋は対局数(生涯成績など)にカウントされますが、千日手はカウントされません。



2004年6月25日の行方尚史七段vs中川大輔七段戦(順位戦B級1組、段位は当時)は、

持将棋&千日手で1日に2回指し直ししています

(10時対局開始→翌日1時35分に241手で持将棋。

30分後に指し直し→4時58分、122手で千日手。

30分後に指し直し→9時15分に111手で行方七段の勝ち)。

先日の佐藤康光棋王vs木村一基八段(順位戦A級)も持将棋指し直し(決着は翌6時過ぎ)だったようです。



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千日手はしょうがないと思います。

持将棋はあまり面白くありませんが、飛車角を詰めにいく独特の技術もあります。

個人的には良くできたルールだと思いますよ。


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みんななんか言ってるけどいまさらルール変えるなんてありえませんから。


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相入玉を果たし、玉の周辺が局所的に堅くても、戦力に大差が付いていると、指し続ければ戦力の多いほうが必ず勝ちます。

ただ、相入玉模様の将棋で戦力に勝る側が勝ちに至るまでの過程は長い道のりであり、20手や30手では決着は付きません。詰ますまでには数100手以上も指さなければならない場合もあるでしょう。

そしてその過程は相手の駒を一枚ずつ取って戦力を着実に弱体化させる、という極めて地味なもので、将棋本来の妙味からはまったくかけ離れたものです。

このようにダラダラとつまらない展開が続くのを避けるための点数制です。

野球のコールドゲーム (得点差による) と同じですね。

ワールドシリーズの覇者と草野球チームが真剣勝負で対戦したら、1回で20点以上の差が付くでしょうが、それでも9回まで試合を続行するにはそれなりに時間が掛かります。

逆転の見込みが全くなく、見ている側もおもしろくないのに時間と体力を使うのは無駄であるという考え方です。



将棋の場合もまったく同じです。



「点数に関係なく引き分け」を認めてしまうと、戦力に大差が付いた形勢で、あきらかに勝ち目のない対局者が入玉による引き分けを主張するという不合理な事態が発生します。

上述の野球の例で言うと、コールドゲームというルールがなければ、100点差でも200点差でも、時間を引き伸ばす (例 : 牽制球の連投を続ける等) ことで引き分けを狙う戦術が成立し得るのと同じことです。





> 「双方の玉に詰む見込みが全く無くなった状態」という事を前提に質問しています。

> 指し続ければ、いずれは勝てる(=詰ませられる)状況というのは、質問の主旨から外れています。



「双方に詰む見込みが全くなくなる」ために必要な条件は相入玉で双方の戦力がほぼ均衡していることであり、それを判断する目安が24点ということです。

つまり、「点数に関係なく」は質問者の事実認識の誤りであり、現実には「双方の玉に詰む見込みがない」ことと双方の戦力値 (物量) の均衡とは密接な関係があるのです。


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ふと思ったのですが、『玉が相手陣に入ったら負け』にしてはどうでしょう?将棋の駒は前に進める駒が圧倒的に多いので入玉されるとなかなか捕まらないのですが、3段目までの空間があれば前に進める駒を多く配置でき、勝負がつきやすいように思います。理屈的にも敵陣に入ってまでも徹底的に粘るのは潔さに欠け見苦しいとも言え、採用されれば入玉がない以上、スピーディーな将棋が多くなるかもしれません。問題はそれでも粘られ決着がつかない時はどうするのかですねw


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千日手はともかく、もはや将棋ではない持将棋に関してはアマチュアとプロでは通用しているルールが違いますし、もう変えどきだと思います。

私ら、遊びで指してるレベルでは、点数計算なんてやらずに、めんどくさいからどちらかが投了するか引き分けにします。ネット将棋でもそうでしょう。

私の案ですが、両方入玉の時点で持将棋でいいのではないでしょうか。駒数の差があれば、相手の入玉を阻止できるはずという意味で、駒数関係なしということです。また、千日手と同じ扱いにすることです。先後入れ替えて指し直し。さらに、スピーディにするために、提案による持将棋もありにすることです。

こうすることで、積極的に入玉を狙って勝つという変な将棋が少なくなることでしょうし、時間短縮を果たすことが出来ます。



また、連盟はアマに対して何もしてくれませんから、アマの間でアマに適した独自ルールを作ることです。

昔からアマ連というのがあるんですけどねー。プライバシー無視のレーティングのネット公表とか、アマ棋戦の運営とかで精力を使い果たすのではなく、そういうルールや歴史などの編纂の方をやってほしいです。それなら、会費はきわめて安くて済み、会員も激増するのではないですかね。

独自の段位認定証を有料で発行すれば、会費はいらないかも。

シチズンあたりに資金援助してもらって、時間短縮のためにフィッシャールールを推進するとか、類似の簡易ゲームを作るとか、アマ連だから出来るなにかもっと初めてもいいんではないですか。

あ、話が飛びました。



diu3la4luan78zaoさん

相入玉での点数争いによる勝ちは問題だと思いますが、引き分けなら、強ければ次にがんばって勝つことは出来ますよね。引き分けは、さほど問題だとは思いません。


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将棋は相手玉を先に詰ました方が「勝ち」というゲームですよね。



論理的にいうなら、この考えが間違っているのです。

持将棋模様になったときのこのルールも含めてルールなのです。

説明が面倒なので、初級のうちは、そのように、教えていないだけです。

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