将棋の風車という型は
守りに凄く適してますが、
そこから攻めをするとするなら
どんな風な手がいいですかねぇ?
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恐らくニュアンスで分かっていただけると思うのですが、風車というのはその考え方も、また陣形自体も、右玉と共通するところが多い戦法です。いずれも攻めについては敵の攻めに乗じてのカウンター狙いなので、具体的には説明しにくいですが、一局実戦例を紹介しておきます。
2007年 B級1組順位戦 渡辺竜王×中川七段
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=62817
戦型としては後手右玉に対する先手居飛車穴熊なのですが、途中の後手の形はほとんど風車と言っても違和感ないと思います。
先手の渡辺竜王が後手の薄い桂頭を狙って先攻したのに乗じて、端攻めを仕掛け、ほぼ一方的に押し切った見事な将棋でした。居飛車穴熊に対する攻め方としては参考になるのではないかと思います。
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基本的に風車は、自分からは攻めない戦法ですからねぇ。
千日手も辞さず、という戦法だと伊藤果七段も言っているくらいです。
相手が攻めてきそうな筋に飛車を動かして、攻めてきたら反撃、
って戦法です。
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答えにくい質問だねえ。将棋は攻めて勝つだけが勝ち方ではない。相手を指し切らせて戦意喪失に追い込む勝ち方もあるし、入玉して勝つ勝ち方もある。相手の陣形と攻め方次第で、そこら辺の方針が決まることだから何ともいえない。風車は自分で将棋を作る戦法でなく、相手に選択権を委ねる戦法だ。だから結局は相手の出方次第なのだ。攻めないで勝つ勝ち方もできないと風車は勝てない。そういうことも考えながら実戦経験を積むことだね。
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