将棋の質問です。
○ ここ10年の将棋界は羽生・谷川・佐藤の三強時代だったと考えていいでしょうか。
○ その三強に追いつき、そして現在対等の地位に君臨するのが森内名人でしょうか。
○ 屋敷九段は若くしてタイトルを獲得した逸材なのに、何故昇級が遅れたのでしょうか。
○ 塚田九段の不振は、塚田スペシャルが通用しなくなった為でしょうか。
となると、藤井九段も藤井スペシャルが打ち破られると、将来スランプに陥るのでしょか。
|||
一つづつ私なりの考えを書かせて頂きます。
○ ここ10年の将棋界は羽生・谷川・佐藤の三強時代だったと考えていいでしょうか。
●羽生世代(羽生、佐藤(康)、森内、郷田、丸山)対谷川、という図式と見ています。
○ その三強に追いつき、そして現在対等の地位に君臨するのが森内名人でしょうか。
●谷川九段が同世代(高橋、南)のサポートが無く力尽きつつある状態、替わって 新世代(渡辺、山崎、阿久津、橋本)が勝負を挑みかけている状態、と思っています。現状は渡辺竜王が一人で立ち向かっている状態ですが、あと2人くらいが台頭してくれば面白い図式になるのではないでしょうか。
○ 屋敷九段は若くしてタイトルを獲得した逸材なのに、何故昇級が遅れたのでしょうか。
●屋敷九段はタイトルを獲得していた当初からムラがある事と、持ち時間の短い将棋に比べ長い将棋で勝率が伸び悩んでいる事が指摘されていました。順位戦にしろ竜王戦にしろ持ち時間が長い部類の棋戦なので、なかなか上に行けなかったのが影響しています。
○ 塚田九段の不振は、塚田スペシャルが通用しなくなった為でしょうか。
となると、藤井九段も藤井スペシャルが打ち破られると、将来スランプに陥るのでしょか。
●塚田スペシャルは急戦に当たる戦法なので、研究されてしまうと勝ちにくいどころか負けにしかならない可能性が高い戦法となってしまいます。それが順位戦などの不振に結び付いているのでしょう。
藤井スペシャルは穴熊対策として考案されたので、急襲狙いというだけではありません。逆に居飛車側に勝ちにくい急戦を仕掛けさせる目的も併せ持ちますので、塚田スペシャルとは異なるでしょう。ただ、最近は駆け引き次第で穴熊に組まれるケースも出始めているので、もう一工夫が出なければ衰退してしまう可能性もあり得ます。(最近、藤井九段がゴキゲン中飛車を採用し始めているのも心配な傾向です)
藤井九段の場合は、戦法の衰退の影響よりも元から持っている終盤での指し手の乱れ(ヘタをするとアマチュアレベルにまで落ち込む場合有り)の方が心配です。
0 件のコメント:
コメントを投稿