2012年3月12日月曜日

ふと思ったのですが 順位戦やリーグ戦 何の意味もない対局もあるのでしょうか? ...

ふと思ったのですが



順位戦やリーグ戦



何の意味もない対局もあるのでしょうか?



例えばこのケース



A級順位戦



8局消化し




1位、8勝0敗(ランク3位の棋士)



2位、6勝2敗(ランク1位の棋士)



最下位、1勝7敗(ランク10位の棋士)



その他の棋士は、全員、2勝~5勝。



2位の棋士と最下位の棋士の対決が、最終戦にあったとします。



このケース



どちらが勝っても負けても、来期の2位と最下位B級1組降級が決定してます。



勝ち星により、ギャラも変わらないのでしょうか?



例えば、A級で1勝する度に、100万円ずつ貰える?


|||



将棋の棋士(正会員、現状では男子プロ)は、基本的に対局料ですから、直接の将棋は勝とうが負けようが、ギャラは変わりません。

トーナメントの場合、次の対局が付かないという意味では、勝ち負けの差は大きいです。

質問者さまが提起されたケースは、全くの消化試合です。

順位戦は、対局数に関係なく(B級1組は12局)給料制の基本給として支払われています。(銀行振り込み)

12ヶ月+夏2ヶ月+冬2ヶ月。(全くのサラリーマン)

ただし、今年4月の制度変更で、A級棋士の月給は50万円くらいに下がったはずです。

その代わり、他の棋戦への配分が増えたので、全体のパイは一緒です。

王将リーグや王位リーグでは、陥落が決定している者同士の対局は消化試合でしかありません。

しかし、吉田正和四段のようなフリークラス(今はC級2組)竜王戦6組(今は5組)の棋士がリーグ入り(王位リーグ)すると、ギャラは(そのリーグに限ってではありますが)トップ棋士並みに跳ね上がります。

ご本人いわく、「年収が倍になった!」(多分、倍以上)

これなら励みにもなろうというものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿