2012年3月12日月曜日

女性将棋・囲碁棋士の「待遇」について。

女性将棋・囲碁棋士の「待遇」について。

将棋、囲碁とも、女性棋士は、とても「華やか」に見える。



しかし、この二つの「頭脳ゲーム」に詳しい、私の年老いた父によると、「女性棋士」の「金銭的地位」は、とても「低い」という。実際は、高位(女性名人など)の女性棋士より、低位の男性棋士のほうが、「収入多い」という。



この話、実際のところ、どうなんでしょうか?


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女流棋士と一口に言っても、碁と将棋では全く違います。女性の碁打ちは正規の院生修行を経て入段し(多少の優遇措置はあるが)、男性棋士と同じ土俵で戦って昇段した人達です。男性棋士に勝ち越している方もいるし、八段まで昇った方もいます。女性の将棋指しは、あくまで「女流」という枠組みの中での存在です。「女流四段」というものは奨励会員にも素人のトップ級にも劣るような実力です。無論、順位戦に出ることなどできません。将棋の人気維持のための存在なのです。だから収入が低いのは当然です。



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将棋の女流棋士は、金銭面では非常に厳しい状況ですね。

対局料で生活できるのはトップ数人くらいでしょう。

女流棋士は基本給もありませんし。



他の方々はイベント、指導対局、将棋教室などの副業をして

生活費を稼いでいるようです。

(ご結婚されている方も多いので、経済的に苦しいとは限らない)



女性でプロ四段になる人が出るのを楽しみに待っているのですが…


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待遇については詳しくないんですが・・・

質問者さんのお父様が言われた女流棋士とは将棋の女流棋士のことだと思います。

ほとんどの棋士が低収入で暮らしていけない状況から独立騒動が起きたのですから。



逆に囲碁の女流棋士は稼いでいるイメージがありますね。

女性限定タイトル戦や対局収入のほかに普及活動や雑誌TVなどの媒体への露出が目立ちます。レッスンも圧倒的に需要があるでしょうし。なんといっても囲碁インストラクターという商売があるくらいですから。


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将棋に関して言えば、奨励会を卒業して四段になった女性は今のところいないので

女流棋士を例に出すことになりますが、確かに金銭的地位は低いです。



が、それでもトップレベルは将棋の対局料、賞金だけで1000万超えたことがあります。

男性棋士でも対局料と賞金のみで年収1000万超えている人は

プロ棋士全体の上位2割前後ではないでしょうか?多くみて3割です。



新タイトルの「女王」は賞金500万円が売りですが、勝率が5割以下の男性棋士が

対局料と賞金だけで500万稼ぐのは至難の業だと思いますよ。

もちろん他に指導や大会審判などで稼いでいますが。



ご質問に直接お答えすると、こうなりますが、全体的に低いのは確かです。

また、10年、20年前はもっとひどかったでしょう。タイトルも少なかったですし。



囲碁に関してはすでに答えられている方がいますね。


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将棋では本来の女性棋士は一人も誕生していません。

現在の女流プロは通常のプロとはまったくの別枠扱いなので、給料も対局料も低いです。



囲碁では男性プロと同じ扱いですから、段位が同じなら給料も対局料も同じです。

しかも、女性だと通常の棋戦の他に女流棋戦も打てるので、女性の方が優遇されています。

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