将棋の歴代永世名人を教えて下さい。
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名人位通算在位5期以上で永世名人の資格が得られます。
実力制名人になってからは、次の5名が永世名人です。
十四世名人 木村義雄(故人)
十五世名人 大山康晴(故人)
十六世名人 中原誠(引退後に襲名)
十七世名人 谷川浩司(引退後に襲名)
十八世名人 森内俊之(引退後に襲名)
実力制名人の前は、家元制名人の時代です。
次の13名がいました。
一世名人 初代大橋宗桂(1612俸禄)
二世名人 二代目大橋宗古
三世名人 初代伊藤宗看
四世名人 五代目大橋宗桂
五世名人 二代目伊藤宗印
六世名人 三代目大橋宗与
七世名人 三代目伊藤宗看
八世名人 九代目大橋宗桂
九世名人 六代目大橋宗英
十世名人 六代目伊藤宗看
十一世名人 八代目伊藤宗印
十二世名人 小野五平
十三世名人 関根金次郎
補足
>>各人位?
名人位とは、その時代の将棋における第一人者と自他認める地位を表します。
時代により変遷があります。
(1)江戸時代から昭和12年(1937)まで
300年間、将棋の名人は世襲制を取っていました。将棋の家元制の第一人者である九段の中から、将棋三家が持ち回りで世襲しますが、「名人」を名乗ることについて江戸幕府からの許可が必要でした。許可を得るためには、3家の同意(合意)が必要です。将棋三家とは、大橋家本家、大橋家分家、伊藤家の3つの家柄を表します。これを家元名人制といいます。明治以降は、将棋界の年功ある実力者が周囲から推戴されて「名人」を名乗る称号となっていました。
(2)昭和12年以降
十三世名人関根金次郎は実力制名人戦を提唱し、現在は、プロ棋戦の1つである「名人戦」の勝者に与えられる称号になりました。「名人戦」になるには、A級順位戦で1位になると名人位の挑戦手合に出場でき、そこで現役名人を打ち負かせば(7回のうち4回勝てばよい)、名人になることができます。
>>通算在位5期?
「名人」の称号は、プロ棋戦の1つである名人戦の勝者に1年間与えられる称号です。
1年間を1期と数えます。
これを5回(つまり5年間)、名人の地位にあると、「永世名人」の資格ができます。
途中にブランクがあっても生涯合計で5年間あれば資格ができます。
現役の間は、、「永世名人」を名乗れず、引退後に、「永世名人」を名乗ることができます。
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