2012年3月8日木曜日

松尾歩や阿久津主税は段がそれほど高くなくても一目置かれているように思いますが ...

松尾歩や阿久津主税は段がそれほど高くなくても一目置かれているように思いますが

それはなぜですか?


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昇段するのにはそれなりの年月がかかる上、将棋界の場合順位戦というリーグ戦で上位に入らないと昇級昇段しません。順位戦は総当りではないのでくじ運もあります。

大体、将来大棋士になる人は四段になる以前から注目されていますよ。

将棋の質が高い、大きいなどと表現されますが、わかりやすい例としては、

「終盤は村山に聞け」 早世が惜しかった故 村山 聖九段

「あんさんの将棋は大きい、あの角打ちは八段の打つ手や」 阪田三吉が当時初段の升田幸三に

「私を倒すのはあの子のような気がします」 大山康治五冠王が記録係の中原誠初段を評して



今は体力にまかせて、というところがありますが、阿久津さんはあれで攻守のバランスがとれればA級で通じると思います。



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実際に強いからです。



棋士の強さはレーティングでみると客観的にわかります。

http://homepage3.nifty.com/kishi/ranking2.html

http://members3.jcom.home.ne.jp/ta-higu/shogi/pro-rating.html



レーティング計算方法の違いがあっても、松尾・阿久津両人の強いことは明らかです。


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同じプロだからこそ、才能を見抜けるということだと思います。

棋譜を見て、指し手を見ればわかるのでしょうね。



阿久津先生は「瞬発力」と表される攻めのキレがあるようです。

松尾先生はよく存じないのですが、楽しみにしてます。

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