2012年3月18日日曜日

最近のNHK杯戦で、内藤九段が解説で、「昔のA級の強い棋士が今の順位戦のA級に来た...

最近のNHK杯戦で、内藤九段が解説で、「昔のA級の強い棋士が今の順位戦のA級に来たとしても同じ位に強く、なかなか降級しない」というように言っていましたが、どう思われますか?将棋です。


|||



指し盛りの年齢に戻って序盤の定跡を覚えたならば、内藤九段の説は有力です。個人的にはむしろ昔の棋士の方が強いのではないかと思います(将棋くらいしか娯楽が無かった頃の将棋プロはやはり強いでしょう)。



|||



将棋の定跡は進歩しても人間の能力がそんなにかわるわけではないので、すぐに今の将棋を吸収してなかなか降板しないと思います。


|||



昔のA級棋士で今でも現役といえば内藤九段や加藤九段らですが、例えば30代の指し盛りの頃の2人が今のA級に入ったら、という意味なら内藤説に全く同意です。

序盤の研究という点については今のほうがはるかに進んでいると思いますが、将棋は研究だけではないですから。



まさか、70近い今の2人がA級に行ったら、という意味ではないですよね。さすがにそりゃ無理です。

将棋で、4手目3三角戦法は、角交換→7七角を打たれてその後銀で桂頭攻められて負...

将棋で、4手目3三角戦法は、角交換→7七角を打たれてその後銀で桂頭攻められて負けですか?


|||



主な将棋としては



第67期順位戦C級2組10回戦 藤原直哉 中村亮介 2009-02-03 82

http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=66195...

第17回銀河戦本戦Bブロック06回戦 村山慈明 中村亮介 2008-12-12 137

http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=66031...

第58回NHK杯2回戦第13局 谷川浩司 橋本崇載 2008-11-16 57

http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=65432...

第58期王将戦挑戦者決定リーグ3回戦 佐藤康光棋王 久保利明 2008-10-26 67

http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=65750...





他に

第35期女流名人位戦A級07回戦 中倉宏美 石橋幸緒 2008/11/04 104



などがあります。

中倉宏美さんが指しているのに驚きましたが

実はこの新手の公式戦の第一号局は

中倉宏美女流の師匠である堀口弘治七段の新手

であり、将棋世界の附録でも取り上げられています。

堀口一門は女流も奨励会員も含めて一門で研究会を

行っているので研究済みの師匠直伝の一手ということになります。



3勝2敗ですが

谷川、佐藤が短手数で勝っているので

先手有利になりやすそうなイメージはあります



また、このうち

谷川浩司 橋本崇載を除いてすべて

後手の飛車が途中下車(△4二飛~△2二飛)をしていて

一手違ってきています

▲7六歩 △3四歩 ▲2六歩 △3三角 ▲同角成 △同 桂

のところで

最近は▲6八玉が多く▲2五歩は減りました。

▲6八玉には棋譜DB上では

△3二金 30局

△4二飛 17局

△4四角 11局

となっています。

急戦だと一手が大きく影響するので

▲6八玉に振り飛車にするのは

後手が苦しい可能性もあります。



また、

先手が▲5六歩を突く形や7手目で▲7八金の派生形としては

第68期順位戦B級2組01回戦 島朗 安用寺孝功 2009-06-12 83

http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=66988...

第21期竜王戦1組5位決定戦1回戦 先崎学 鈴木大介 2009-04-09 120

http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=67352...

第67期順位戦C級1組4回戦 日浦市郎 福崎文吾 2008-09-02 109

http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=64799...

王将戦 内藤國雄 安用寺孝功 2007-05-17 110

http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=42976...

などがあります



研究材料として参考にしてください。

細かい指し手のポイントは私が云々コメントしてもいいですが

質問者さんももう24で四段になられたようなので

自力で研究できるでしょう。

ふと思ったのですが、各棋戦の組み合わせ抽選は、将棋連盟の人が勝手にくじ引きし...

ふと思ったのですが、各棋戦の組み合わせ抽選は、将棋連盟の人が勝手にくじ引きして対戦相手を決めてるのですか?




それとも、棋戦ごとに参加する棋士がくじ引きするのですか?



例えば、王座戦の1次予選の場合、1次予選に参加する棋士全員で、対戦相手を決めるくじ引きをするのですか?



それとも、日本将棋連盟の人が勝手にくじ引きするのですか?



それとも、くじ引きしたい棋士は自分で、くじ引きしたくない棋士のくじは、将棋連盟の人がくじ引きするのですか?


|||



コンピューターで組み合わせを決めているという話を聞いたことがあります。



というのも、aiko_senoo_1114さんが仰るような規定は他にもいくつもあり(例:C2順位戦では前期の順位戦で対戦した棋士とは対戦しない)、それをくじ引きのたびに1回1回確認しては大変なので、そういった条件を全てコンピューターに入れた上で、コンピューターが組み合わせを決める(リーグ戦の場合は先後も含めて)ということのようです。



|||



お前さ、どの政治家が金賢姫に金を払ったと

発言したか答えてみろ。事実無根の事や週刊誌

読んで鵜呑みしてるめでたい奴。

週刊誌を信じちゃってるから尚更めでたいよ君


|||



基本的に(?)、各棋戦の組み合わせは連盟の担当の人が、

まぁ語弊を恐れずに言えば「勝手に」決めていると言っていいでしょう。



あまり知られていませんが、

「各棋戦の1次予選1回戦では師弟・血縁者同士の対戦を組まない」

という取り決めがあり、

棋士がくじ引きすると上記の対戦が生ずる可能性がわずかながらでもあります。

それが抽選の最後で発生したら最悪「抽選を全部やり直し」も考えられるので、

そうならない(無駄な時間をとらせない)ための配慮も含まれているのでしょう。

それに抽選日に該当棋士が対局だったら抽選に参加できませんし(笑)。



順位戦のリーグ表は上記以外にも様々な取り決めがあるため

(同門の対戦は初戦&ラスト3戦では組まない、など。

ひとつでも引っかかったら抽選を最初からやり直し)、

A級からC級2組までの抽選は丸1日かかるそうです。

囲碁の大手合とは、どのような制度だったのですか? 自分はずっと将棋ファンで、5...

囲碁の大手合とは、どのような制度だったのですか?

自分はずっと将棋ファンで、5年くらい前から囲碁も打つようになったのですが、
その時は既に昇段規定は現行のものだったので、大手合についてはよく知りません。大手合とはどのような制度だったのか、また、どうして大手合をやめてしまったのかを教えて下さい。


|||



複雑な経緯があるので簡単に説明します。大手合は日本棋院の昇段制度で、将棋の順位戦に似ています。コミ無しでしたので、白番で勝つと点数が高く、黒番は低得点でした。戦前はこれがいわば本場所で、新聞碁はあくまでお好み碁的な扱いでした。戦後しばらくの間は、朝日ー大手合、毎日ー本因坊戦、読売ー呉清源十番碁をそれぞれ主催していました。朝日は将棋と同様、大手合を基とした名人戦を作りたかったのですが、機を見るに敏な読売が昭和30年代に名人戦を開始したので、怒って大手合の後援を止めてしまいました。スポンサーがいなくなっても棋士が碁を打つ以上対局料は出さねばならず、これが日本棋院の財政上の大問題となりました。最後は対局料無しで存続していましたが、近年消滅しました。

大手合中止の根本原因は、第一に金銭的裏付けがなかったことですが、また一方では「石を投げれば九段に当たる」といわれたような不合理で年功序列的な昇段システムにありました。現在では九段になることは相当難しいです。

プロの囲碁将棋ってプロ野球みたいに観客から入場料とってるわけじゃないですよね ...

プロの囲碁将棋ってプロ野球みたいに観客から入場料とってるわけじゃないですよね



だれがお金出してるのですか?


|||



主に新聞社です。



主だった新聞にはほとんど囲碁将棋欄があって棋譜が掲載されていますが、あれは新聞社と将棋連盟が年間いくらと決めて各棋戦の棋譜を独占的に掲載する権利について契約を交わし、その契約金を払っているわけです。

別に棋譜を掲載したからといって、それで新聞社の発行部数が目に見えて伸びるわけではありませんが、新聞には「健全な日本文化の発展に寄与する」という公器としてのタテマエがありますから、純粋に広告宣伝効果が見込めなくてもこうしたことにお金を出しているわけです。



その他の収入源としては、比率としては微々たるものですが書籍などの販売収入や、免状発行に伴う収入などがあります。



>例えばどこかのホールで公式戦を有料で開催して収入にするとかは考えないんですかね

JT杯日本シリーズのように公開対局でやっている棋戦はありますが、入場は無料としています。基本的に将棋ファンってあんまりお金かける傾向がないんですよね。名人戦(順位戦)のネット中継、月500円でも無料にしろって声がさんざん上がるくらいですから。

仮に有料で公開対局やったとして、私は・・・多分行かないでしょうねぇw 金額の高の問題じゃなく、ね。



>新聞社か頼みの綱ってことはもし将来ネットの普及で新聞社の経営が立ち行かなくなったらどうするんですかね

私も新聞社頼みの今の体質のままでは将来は危険だと思います。人にしかできないこと、コンピュータソフトなどでは成り代われない事といえばやはり普及・指導面かなと思いますので、そういった方面で安定した収入を得るビジネスモデルを作っておかないと、特に底辺の棋士まで養っていくことは今後ますます難しくなると思います。



|||



将棋なんてマイナーなゲームに金や人が集まるかよwww



新聞社がどうのこうのなる前にプロ将棋自体が無くなるよww



あとは文化的価値を全面に出して、守ってもらうしかないww


|||



みんな新聞購読してるから、そこからの配分を考えれば、間接的に入場料払っているみたいなもんですね。


|||



将棋の場合、主催・協賛している企業・団体からです。

種類としては、

新聞社・通信社・出版社(7大タイトル戦・新人王・マイナビ女子オープンなど)

放送局(NHK杯・銀河戦・女流王将戦など)

一般の企業(大和証券杯・銀河戦・女流王将戦など)

公共団体(加古川青流戦・倉敷藤花など)



あと、将棋連盟自体の収入(免状申請料・扇子/色紙/盤駒などのグッズ・書籍販売)もあります。



詳しくないですが、囲碁もおなじようなものです。

将棋の風車という型は 守りに凄く適してますが、 そこから攻めをするとするなら ど...

将棋の風車という型は

守りに凄く適してますが、

そこから攻めをするとするなら

どんな風な手がいいですかねぇ?


|||



恐らくニュアンスで分かっていただけると思うのですが、風車というのはその考え方も、また陣形自体も、右玉と共通するところが多い戦法です。いずれも攻めについては敵の攻めに乗じてのカウンター狙いなので、具体的には説明しにくいですが、一局実戦例を紹介しておきます。



2007年 B級1組順位戦 渡辺竜王×中川七段

http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=62817



戦型としては後手右玉に対する先手居飛車穴熊なのですが、途中の後手の形はほとんど風車と言っても違和感ないと思います。

先手の渡辺竜王が後手の薄い桂頭を狙って先攻したのに乗じて、端攻めを仕掛け、ほぼ一方的に押し切った見事な将棋でした。居飛車穴熊に対する攻め方としては参考になるのではないかと思います。



|||



基本的に風車は、自分からは攻めない戦法ですからねぇ。

千日手も辞さず、という戦法だと伊藤果七段も言っているくらいです。

相手が攻めてきそうな筋に飛車を動かして、攻めてきたら反撃、

って戦法です。


|||



答えにくい質問だねえ。将棋は攻めて勝つだけが勝ち方ではない。相手を指し切らせて戦意喪失に追い込む勝ち方もあるし、入玉して勝つ勝ち方もある。相手の陣形と攻め方次第で、そこら辺の方針が決まることだから何ともいえない。風車は自分で将棋を作る戦法でなく、相手に選択権を委ねる戦法だ。だから結局は相手の出方次第なのだ。攻めないで勝つ勝ち方もできないと風車は勝てない。そういうことも考えながら実戦経験を積むことだね。

将棋のc2級を降格すると どうなりますか?

将棋のc2級を降格すると どうなりますか?


|||



その他のフリークラス棋士

◦C級2組の棋士が降級点を3つとるとフリークラスに降級します。

◦三段リーグで次点を2回取った棋士はフリークラスに編入される権利を得ます。

◦「フリークラス棋士」は順位戦を対局できません。順位戦以外の棋戦は対局できます。

◦フリークラスからC級2組への昇級規定は以下のうち一つを満たした場合です。(※「年間」は4月1日から翌年3月31日までをさします)

1.年間対局の成績で、「参加棋戦数+8」勝以上の成績を挙げ、なおかつ勝率6割以上。

(例・2005年度で、日本シリーズ・新人王戦の出場権のない棋士の場合は17勝)。

2.良い所取りで、30局以上の勝率が6割5分以上

3.年間対局数が「(参加棋戦+1)×3」局以上。ただし、同じ棋戦で同一年度に2度(当期と次期)対局のある場合も1棋戦として数える。

(例・2005年度で、日本シリーズ・新人王戦の出場権のない棋士の場合は30局)。

4.全棋士参加棋戦優勝、タイトル戦(朝日オープン将棋選手権含む)挑戦。

◦上記の復帰規定に該当する成績を取れずに、編入後10年間(4月1日付転入・昇段の場合は満10年、10月1日付昇段の場合は10年6ヶ月)経過、もしくは満60歳の誕生日を迎えた年度が終了した場合は引退となります。



|||



どうなりますか、ということへの答えならば、

①フリークラスに編入される(60歳前の棋士)

②引退になる(60歳定年にひっかかった棋士)

のどちらかです。

追記。

最新の規定では、朝日杯オープンはタイトル戦ではないので、優勝した場合のみフリークラスからC級2組に編入されます。

新人王戦、達人戦、最強戦、JT日本シリーズで優勝しても、C級2組には編入されません。

まあ、JT杯は、フリークラス棋士は選出されませんけどね。


|||



死にます・・・・・・