将棋の記録係りについて
タイトル戦や順位戦は長丁場で、対局者は適当に席をはずせますが、いつ指すかわからないので記録係は休憩時間を除いて一瞬たりとも席をはずせないと思います。
トイレに行きたくなったらどうするのでしょう。お腹が痛くならないようにするのは精進で何とかなりますが、トイレは精進ではどうのもならないと思いますが。
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慣れた記録係りなら、対局者が長考しているときに、トイレに行ったりしています。
直ぐには指さないのは、経験から分かりますし、対局者も記録係りが戻るまでは指しません。
ここは長考する、ということは分かるそうです。
それが分かるから、相手の棋士は余裕で席を外すわけです。
「40分は考えるはずだよ」とか言いますから。
持ち時間が切迫してきたら、席をはずしてはいけません。
片方の持ち時間が1時間を切ったら、もう席を立てません。
60、59、58、・・・、3、2、1と書いた数字を、1分ごとに消す作業もありますから。
(1を消しちゃったら時間切れですけど・・・)
60秒未満は切り捨てで、カウントしません。
まあいざとなったら、他の対局が早く終わった記録係りに頼むことはできます。
勉強のために必ず残っていますから。
追記。
タイトル戦の場合は、持ち時間が多いので、すぐに指すことは少ないです。
万が一、記録係りの三段がインフルエンザなどで体調が悪ければ、一番棋士番号が新しい新鋭棋士が交代することになっていたと思います。
明確に規定化されてはいないはずですが、そのへんは「ギルド日本将棋連盟」ですから、どのようにでも対処します。
昔のことですが、その場にいた観戦記者が、一時的に代行したということもありました。(元奨励会員だったかどうかは忘れました)
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