将棋の一日制の対局で千日手や持将棋を繰り返して最も対局時間がかかった将棋は翌日の何時何分に終わりましたか?また、二日制の場合はどうでしょうか?
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1日制では2004年6月25日、第63期順位戦B級1組2回戦の
行方尚史七段-中川大輔七段戦(段位は当時、以下同様)が最長でしょう。
①午前10時に始まった対局は翌日午前1時35分に241手で持将棋が成立。
②30分後に指し直しとなったが、これも同4時58分、122手で千日手。
③再び30分後に指し直し、結局勝負がついたのは朝の9時15分
(111手で行方七段の勝ち)。…ほぼ丸1日かけた「激闘」でした。
2日制(タイトル戦)の対局は千日手2回or持将棋になった場合は
指し直しを行わないので(3勝3敗+持将棋になったら「第8局」を行う)、
「1局の将棋で最長記録を目指す(?)」ということになります。
そういう条件の中、最長は1999年6月7・8日、第57期名人戦第6局の
佐藤康光名人-谷川浩司九段戦ではないかと。
8日23時54分、203手で佐藤名人の勝ち。
BSで本来ならダイジェストを放送する時間枠(23:40~)が生中継となりました。
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正確なことはわかりませんが、一日制の対局で、持将棋か終盤近くでの千日手だかを2局やって、3局目の決着がついたときは明け方近くだったという話は、昔の観戦記で読んだことはあります。
二日制の場合はタイトル戦に限定されますので、この場合は千日手や持将棋が成立しても後日の指し直しとなります。
なお、普通の持将棋や千日手が無勝負ノーカウントなのに対し、タイトル戦では1局にカウントされるようで、中原-大内の名人戦は9局、中原-加藤の名人戦(加藤新名人が誕生したとき)は10局に数えられていると思います。中原-加藤戦で9局目が終わった時点で、確か芹沢九段だと思うんですが、「最終局が引き分けで新名人が誕生する可能性がある」といった趣旨のことをどこかで書いていたので、引き分け(持将棋だけかも)を0.5勝とカウントしていたようです。
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